インプラント治療

Implant

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豊富な治療実績に基づいた納得のインプラント治療をご提案

当医院では「トータル的な治療およびケア」というコンセプトの治療オプションの一つとして、インプラントを積極的に取り入れております。国際口腔インプラント学会の認定医・専門医である院長が、患者さんおひとりおひとりに応じた適切な歯科医療をご提案します。

インプラント治療の症例別治療法として、全顎欠損、多数歯欠損、少数歯欠損、骨造成・PRGF等の様々な治療症例を紹介します。以下からご覧ください。また、総入れ歯など、多くの歯を失ってしまった患者様のお悩みにフルアーチインプラントも採用しています。総入れ歯で日々ストレスで悩まれている方はご相談ください。

 

 

インプラント治療について

インプラントとは、虫歯や歯周病などが原因で歯を失ってしまった場合に、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を植え込み、アバットメント(人工支台)を軸にして上部構造(被せもの、人工歯冠)を取り付け、噛む機能を回復する治療法です。

インプラントは、上部構造、アバットメント、インプラント体という3つのパーツから成り立っています。これを骨に埋め込むため、まるで新たに歯が生えてきたかのような、天然歯に近い噛み心地になるのです。

インプラント治療によって、良く咬めて発音もしっかりできる固定式の美しい歯にすることで、生活の質の向上につなげていきます。(保険外診療/自費診療となります)

インプラント治療の基本構造
 

インプラント治療のメリット・デメリット

メリット

  • 入れ歯と比べ、ガタつきの少ない安定したかみ合わせを保つことが可能になります
  • 適切なケアにより十年以上保つことが可能です
  • 失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します
  • 以前の自分の歯のように見た目がきれいにできます

デメリット

  • 治療期間が長期である点(術式、症状により期間短縮も可能となりました)
  • 状態によっては手術をできず、インプラント治療を適用できない場合があります
  • 健康保険適応外のため、比較的費用が高額になってしまいます
  • 定期的なメンテナンスがとても重要になります

以下の比較表をご覧下さい。

メリット・デメリット比較表
 

インプラント相談から治療までの流れ

相談から治療までの流れのイメージ動画をご覧ください。インプラント治療は健康保険適応外の治療となります。
 

 

STEP1|診査・診断

審査・診断

問診・視診・触診、エックス線・CT検査、歯周組織検査、口腔内写真などから、治療計画を作成。

当院では、被ばくを抑えた体に優しいCTで撮影しています。(説明ムービーをご覧ください)

STEP2|インプラント前の処置

口腔内の清掃、歯周病、むし歯などの治療。必要に応じてあごの骨の造成を行う。

インプラント前の処置

STEP3|インプラント1回目の手術

歯ぐきを切開して、骨の中にインプラントを埋め込みます。

インプラント1回目の手術
インプラント1回目の手術
  1. インプラントを行う前の状態
  2. インプラントを埋め込む
    1本当たり数十分です。手術後、10日~2週間で抜糸。麻酔し、痛みはほとんど感じません。
  3. インプラントと骨が結合するのを待つ
    通常、上あごで4~6ヶ月。下あごで2~4ヶ月。

STEP4|インプラント2回目の処置

歯ぐきを切除してインプラントにアバットメントをつける(頭出し)処置をします。(この処置をしなくて済むインプラントシステムもあります)歯ぐきが弱くなっている状態であれば歯肉の移植手術をすることもあります。局所麻酔下で行うため、痛みはほとんどありません。1本あたり数分から数十分です。

インプラント2回目の処置
インプラント2回目の処置

STEP5|仮歯作成

アバットメントに仮歯(仮補綴物)を装着し、修正を行う。奥歯の数本の欠損では型どり後仮歯をつくらずに、すぐに装着します。

仮歯作成
仮歯作成

STEP6|最終の歯をつけます

2回目の手術後、歯ぐきが落ち着くまで約2週間程度待ちます。歯ぐきが落ち着いた後、型取りをして最終的な歯を作ります。かみ合わせや見た目の調整をして装着。数回の通院が必要です。

最終の歯をつけます
最終の歯をつけます

STEP7|メインテナンス

口腔内の状況、セルフケアの状況などによって、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に歯科医院でのメンテナンスを受けて頂きます。

メインテナンス
 

インプラント治療方法種類

骨誘導再生療法

骨の量が足りない場合に、骨を足す(骨造成する)ことでインプラント治療を可能にする方法です。

骨が足りなく、インプラントの露出部分が多いと、汚れがたまりやすく、感染の原因となってしまいます。骨の量の不足によりインプラントの一部が骨の外側に露出してしまうことが予想される部分をメンブレン(人工膜と骨補填材)で覆います。メンブレンは小さなネジで固定することもあります。

※患者様の状態により個人差はありますが、概ね4~6ヶ月で骨が再生されます。メンブレンの使用法には、インプラント埋入と同時にメンブレンを使用する場合と、メンブレンを使用し骨の量が回復してからインプラントを埋入する2つの方法があります。

上顎洞拳上手術

サイナスリフト

上顎の奥の骨が極度に薄い(5mm未満)時に、口の中から鼻の空洞に穴を開け、骨を足し(骨造成)、そのあとに インプラントを埋め込む方法です。ソケットリフトとの違いは上の顎の奥の骨の厚さに依存します。
最新のサイナスリフト法では、最新の超音波医療機器ピエゾサージェリーを使用することにより、超音波振動によって歯石をとるような感覚で硬組織のみを選んで切削できますので、安全に行うことができ、施術時間もかなり短縮され、患者様への負担も大幅に軽減されました。

サイナスリフト
サイナスリフト

頬側の歯肉を剥離し、上顎洞側壁相当部の骨のブロックをピエゾサージェリーを使用して取り除き、上顎洞底部と歯槽骨の間の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げて隙間を作ります。

サイナスリフト
6ヶ月後

隙間にPRGFと骨補填材をと填入します。

ソケットリフト

上顎の奥の骨が薄い時に、鼻の空洞の中を押し上げ、そこに骨を追加してインプラントを同時に埋め込む方法です。インプラントを埋める部分から押し上げるので、傷口が小さくて済む点がメリットです。上顎臼歯部にインプラント治療を行う際に十分な長さのインプラントを埋入するだけの垂直的な骨の量が得られない場合に行います。

ソケットリフト
ソケットリフト

インプラントを埋入する位置に穴を開け、ピエゾサージェリーを使用して骨を取り除き、シュナイダー膜(上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜)を露出させます。

ソケットリフト
ソケットリフト

ピエゾサージェリーで骨を取り除いた穴に、骨補填材とインプラントを埋入します。

※骨の状態によっては、インプラントの埋入は後日、骨ができあがってからとなることもあります。

骨移植療法

ボーングラフト(骨移植)とは、骨が吸収されて薄くなっている部分に骨のブロックを移植し、細かく砕いた患者様自身の骨または骨補填材を詰めて、骨の再生を促す治療法です。

 

治療費について

適切な治療方針を立てるために、レントゲン撮影、歯形などを採ります。診断では治療対象となる不正咬合について、レントゲンの所見や検査で集めた情報を解析し、治療計画を説明します。さらに予想される治療期間や矯正治療に伴う諸費用について説明します。納得していただいた上で治療に入ってゆきます。

インプラント基本料金

1次手術費・材料費

1本253,000 円+税

同日埋入の場合は2 本目から+ 220,000 円+税

〈例〉

3本欠損で3本埋入の場合253,000 円+220,000 円+220,000 円+税

2次処置費・材料費

1本33,000 円+税

仮歯

1本8,800 円+税

アバットメント

各種26,400 円+税~

上部構造

各種107,800 円+税~

診断により必要なら行う手術(大きさ・量により材料費の変更あり)

骨誘導再生療法

インプラント埋入と同時に施術1部位につき55,000 円+税

インプラント埋入前の施術1部位につき165,000 円+税

上顎洞挙上手術

サイナスリフト法1部位につき231,000 円+税

ソケットリフト法1部位につき55,000 円+税

 

インプラント治療のQ&A

Q.インプラントをいれても副作用はないのですか?

A.インプラントは純チタン製で医科でも使用され、副作用は報告されておらず、現在最も安全な人工物だといわれています。

Q.インプラント治療に適している人はどんな人ですか?

A.ほとんどの成人に適応できますが、重度に骨の量が少ない方、手術が困難な全身疾患のある方はできない場合が多いです。

Q.どのくらいかめるようになりますか?

A.歯がない状態では0点、なんでも咬めるのが100点とすれば、適正にかみ合わせがとれれば、100点近くなります。慣れるまで、多少、違和感を感じることもありますが、だんだんなじんで自分の体の一部となってきます。

Q.インプラントはどれくらい長持ちするのか?

A.基準としては10年ぐらいといわれています。また、成功率は90%以上です。簡単に言うと100本のインプラントを入れた場合、10年後に90本は使えています。しかし、10本は、再治療をしたり、除去したりすることになります。定期的な管理・メインテナンスが必要で、清掃状態が悪い方は長持ちしません。

Q.インプラントの手術は痛くありませんか?

A.手術中は十分な局部麻酔下で行われますので痛みを感じることはありません。手術後数日は腫れたり、痛んだりすることもありますが、ひどいものではありません。手術時間は1,2本の埋入であれば30分程度です。同時に複数本の埋入や複雑な骨造成手術も2時間程度で終了します。

Q.歯が一本もないのに、インプラント治療ができるのでしょうか?

A.できます。最終的にどういった上部構造(固定性の歯なのか、義歯の中に磁石を入れるのかなど)にするかにより、インプラントを埋入する本数は変わりますが、インプラントは可能です。年齢に関しても、重度な全身疾患がない限りインプラントは可能です。

Q.治療期間は?

A.各個人の状態によってさまざまですが、通常、手術から3,4か月で歯が入ります。早ければその日に仮歯が入ります。複雑な骨造成などを伴う場合は1年近くかかります。

Q.治療費はどのくらいかかりますか?

A.治療費も各個人によりさまざまになります。健康保険適用外になりますので、実費になります。歯を1本入れるのにおおむね30万円以上になります。詳細は検査後に概要を説明いたします。
 

保険と自費治療のQ&A

Q.保険治療とはどの様な治療でしょうか?

A.すべての国民が生きていくのに最低の医療を受けられるようにという趣旨で始まり、誰もが平等な治療が受けられるように考えられた制度で、一種の規格治療です。治療費の一部を公的保険によって補われるので、自己負担額は少なくてすみますが、選択できる治療法や技術、使用できる歯科材料は決められており、国の定めた最低限の治療しか保険に含まれません。

Q.自費治療とはどの様な治療でしょうか?

A.公的保険を使わない治療であり、治療費を全額自己負担で行う治療です。保険治療とは異なり、材料や治療法に制限がなく、患者さんの希望にあわせて、新しい技術と材料を用いた質の高い治療を提供できます。保険では認められていない治療法(厚労省未認可の治療材料など)や、病気による治療行為以外に対する医療行為(通常の歯列矯正や美容整形など)では健康保険は利用できません。また、保険で認められている治療法であっても、保険を利用せずに治療することも可能です。
 

 

クリニック情報

高根デンタルクリニック|Takane Implant Center

  • 診療科目:一般歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科
  • 所在地:〒412-0018 静岡県御殿場市山之尻327-1 (google map
  • 駐車場:あり
  • 診療時間:午前診療 12:00まで、午後診療 18:00まで
  • 休診日:日曜日、水曜日、祝祭日

※完全予約制となっておりますので、事前にご予約をお願いいたします。
※初診の方、再診で月初め来院の方は保険証の提示をお願いいたします。

[ご予約TEL]0550-84-6480